京都市交通局が、2012年12月8日~2013年3月22日までの限定で「京都フリーパス(1日フリー版)2000円」というチケットを販売しました。詳細は
こちらです。
注)販売が終了したため、公式サイトのページは閉鎖されてます。この期間限定で毎年販売してるようです。(昨年も販売してたようです(^^;;)
★★★ 主な内容 ★★★●発売期間 2012年12月8日~2013年3月22日
●乗車区間
鉄道
[市営地下鉄] 全線
[JR西日本] 京都~桂川、京都~山科、京都~亀岡、京都~宇治
[叡山電車] 全線
[近鉄電車] 京都~向島
[京阪電車] 出町柳~淀(宇治線,京津線除く)
[嵐電] 全線
[阪急電鉄] 河原町~洛西口、桂~嵐山
バス
[市バス] 全線
[京都バス] 京都市内均一区間,岩倉・大原・嵐山地区,鞍馬温泉以南(比叡山線・季節運行路線除く)
[京阪京都交通] 京都市内~沓掛西口(原・神吉線除く)
[京阪シティバス] 中書島・淀地域
[京阪バス] 山科・醍醐・中書島地域全線(京都比叡山線・京都比叡平線・ダイレクトエクスプレス直Q京都・定期観光バス除く)
[JRバス] 京都駅~栂ノ尾
[阪急バス] 大原野線、洛西ニュータウン線
[ヤサカバス] 全線(醍醐コミュニティバス除く)
●発売場所
市バス地下鉄案内所及び定期券発売所(梅津,西賀茂,洛西,横大路を除く)
JR京都駅みどりの窓口(中央口,西口,地下東口)
阪急電鉄河原町駅・桂駅ごあんないカウンター
京阪電車三条駅インフォステーション
JRバス京都バスチケットセンター
「京なび」(京都駅ビル2階 南北自由通路沿い)
京都まちなか交通観光案内所
●発売額 2000円
前回調査(2010年発売分)したときに比べると、JRが乗車可能になっていたりして、利便性が向上しているようです。
これにより、利用範囲の限界ポイントは、
北 大原、鞍馬、貴船神社など
南 JR宇治駅
東 醍醐寺など
西 JR亀岡駅、善峯寺など
こんな感じになります。
「京都観光一日乗車券」より利用範囲は広がったのですが、ではこの広がった部分を別途運賃で支払うと考えた場合、
出町柳ー鞍馬(叡山電鉄)
410円(往復820円)京都ー宇治(JR)
230円(往復460円)京都ー亀岡(JR)
400円(往復800円)JR桂川駅前ーJR向日町ー善峯寺(阪急バス)
150+340=490円(往復980円)こうなります(「京都観光一日乗車券」の限界地点からの運賃では無く、利便性を重視した乗車ポイントで計算してます)
「京都観光一日乗車券」は1200円なので、宇治方面に行く以外はお得感があります。
しかし、これはあくまで「京都観光一日乗車券」と比較した場合。
市内中心部の観光(市バス一日乗車券の利用範囲)と各方面の観光だけならば、市バス一日乗車券との組み合わせの方が安い場合が多いです。
つまり、このチケットを利用してお得になる場合は、
「京都観光一日乗車券」の利用範囲を超える場所に、
◆2カ所行き、なおかつ市内中心部でバスや鉄道に2~3回以上乗車して観光する。
◆3カ所行く。というプランにしなければなりません。
結局このチケットは、
計画的に効率よく観光する人は、お得に使える と言えそうです。
社寺の拝観時間、周辺の散策時間、移動時間などを考えると、朝早くから行動しないとチケット代は回収できないでしょう。
公共交通機関を気にせず乗れる点では便利ですが、
鞍馬寺、貴船神社、JR宇治駅周辺、JR亀岡駅周辺、善峯寺などに行く予定が無ければ「京都観光一日乗車券」で十分だと思います。
しかしながら、利便性重視で使う場合はこの限りではありません。
ほぼ全ての鉄道やバスが利用可能なので、移動時間短縮という目的や、何も考えずに京都市内の鉄道やバスに乗車したいという場合は利用価値があると言えます。2012年発売版で、利用可能マップを作成しました。
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テーマ : 京都
ジャンル : 旅行